出産を甘くみていたわけじゃないけど、産後の自分の体の回復はものすごく時間がかかりました。
なので「出産は命懸けっていうのは本当なんだなぁ・・・」と感じることが多いです。(今だに)
産後数ヶ月で自分の体の不調も無くなって、元気になれると思ったのですが、期待が外れました。何ヶ月経っても体の不調が治らない。
内科や循環器科、大学病院で検査をしたりもしたんですが、なかなか原因がわからず・・・苦労しました。
病院に行くたびに小さい子供を誰かしらに預けなければいけなかったので、心苦しさもあったり。
家族や友人に相談しても、「見てて不調なのはわかるけどどんな苦しさなのかわからない。」と言われることが多かったです。
ですので、これからパパやママになる人、出産したばかりの人、パートナーがなぜかいつも不調そうだけど理由がわからない人は、知っておいて損はなんじゃないかなと思います。
私が産後に倒れてばっかりで、ずっと謎の体調不良で苦しんだ原因と理由をお話しします。
漢方薬局に行ったら原因が判明
エコーや血液検査など、思いつく検査はいろいろしてもらい、最終的に大学病院にも行ったけれど不調の原因を突き止めることはできませんでした。
「まぁ、産後は人それぞれいろんな不調が出るからね。」
そんな結論で締め括られることばかりで、途方に暮れていました・・・・
同じ不調を抱えたママ友がいた
久しぶりに高校の同級生から連絡が来て、「ご飯食べに行こう」と言われました。
その子は私よりも2年早く出産をしており、産後〜産後2年まで私と同様の体調不良に悩まされていました。
その時に職場の先輩ママから「〇〇〇漢方薬局ってところが婦人系の不調に詳しいよ。」と聞いたそうで、すぐにお店を訪ねました。
そちらで視診、簡単な検査を受けた結果「あなたは気虚だわ。だから体が重くてしんどいのね〜」と言われたそうです。
「気虚・・・・?」
東洋医学の考え方なので、普通の病院とは違う側面があるらしいです。
ここで処方された漢方を飲み続けて、そのママ友は徐々に体調が回復していきました。
これを聞いた私は「もうここしかない・・・・!!!」と思いました。もうほんと辛かった。
早速、漢方薬局に行ってみた
翌週、教えてもらった漢方薬局にいきました。商店街の外れにある小さな薬局。
中は狭くて、天井までびっしりと薬棚になっていました。THE昔ながらの薬局という感じ。
入ったらすぐにおばちゃんが出てきて、不調の相談にのってくれました。その時に一緒に出された甘茶がすごく美味しかったです。
「産後にめまいと吐き気、あと倦怠感がひどくて・・・時間が経てば良くなるかなと思ったけど、全然良くならないんです。」
そう話したら、謎の機械を持って来られました。
超音波?で血流の流れとか濃さを測る装置らしいです。詳しくはよくわかりません。そして舌を見せて、脈診をしてもらいました。
診断結果は「血虚」
診断の結果、「あなたは血虚だね〜。しかも結構ひどい。元気なくて当たりまえよ〜」と言われました。
そうなの・・・っていうか血虚ってなんやねん・・・血がないのか・・・
今まで東洋医学の知識なんて0だったので、なかなか考え方を理解するのに苦労しました。
でも、ここで初めて「やっと不調から解放されるかもしれない・・・!!!よかった!!!」と思えたんです。
辿り着くまで長かった。
そもそも血虚とは?
「血(けつ)」が不足した状態を「血虚」といいます。「血」は赤い液体で、からだを潤す栄養と考えられてきました。現代医学の血液と大変似た概念です。ですから血虚のひどい状態は、貧血の症状とほとんど同じです。しかし病院の貧血の検査で正常範囲でも、ここに述べるような症状があれば、「血虚」として治療することがあります。血が不足している人は皮膚や粘膜(顔色、口唇、白目、爪)の色が白っぽくなります。
中略
女性は月経量の減少、月経周期が長いなどの変化が現れ、ひどくなると無月経や不妊の原因の1つにもなります。
総合南東北病院HPより
産後にあまりにもフラフラで、ひどいとベットから起き上がることが出来なくなるほどでした。
1ヶ月のうち3週間は寝たきり、なんてこともしょっちゅう。
漢方薬局のおばちゃんに「体に栄養運ぶはずの血液が、半分以下の薄さになってるよ。」と告げられて、納得できたのを覚えています。
ひどい貧血の状態と変わらないまま、1年以上過ごしていたようです。そりゃ倒れるわ。
なぜこうなってしまったのか?
そもそもなんでこうなったのかというと、原因は2つあって
- 完全母乳で育てていたから
- なぜか生理もきていたから
完全母乳へのこだわりはなかったのですが、たまたまよく出る体質だったし、「母乳育児してる間は栄養とられるから何食べても太らないよ!最高だよ!」っていう先輩ママの言葉を鵜呑みにしていたので完母でしたw
そして、普通は母乳で育てている間は生理が来ないはずなのですが・・・・
私は産後1ヶ月できました。
大学病院の産婦人科の先生にも「そんな人初めて聞いたわw」って言われました。
母乳の元は血液です。だから、毎月母乳でも生理でも血液を消費している状態に。しかもそれが1年半続きました。
血がなくなって当然だよね!
ものすごい勢いで血を放出しまくっていたけど、それが普通じゃないことも知らなかったのでフツーの食生活を送り、鉄剤も飲まず、フツーに過ごしていたらダウンしました。
病院の血液検査に引っ掛からなかった理由
病院で貧血の検査もしたのですが、1度も引っ掛からなかったんですよね。
それは、ヘモグロビン数値に異常がなかったせいなんです。
貧血=ヘモグロビンが少ない と判断されるそうなんですが、ここはいつもクリアしていました。
いわゆる隠れ貧血の状態だったんです。
もっと早く気づいてればな〜と思いました。まぁ、結果論でしかないんですけどね。
効果があった改善方法
血虚だと判明してから、「血を濃く!!増やさねば!!」と思ったのでいくつか改善方法を試しました。
それを解説していきます。
1.断乳する
息子が1歳半の時に断乳しました。1番確実な方法です。血液が失われる量を減らせるんですからw
でも、息子はおっぱい大好きマンでドリンクバーの如く乳を吸うし、それに比例して母乳も量産されるし、「パイ終わりだよ!今日はもうだめ!」って言えばエンドレスでギャン泣きの日々だし、おっぱいはガチガチに張って乳腺炎になりかけるし・・・・
断乳自体もかなり苦労しました。
いずれはしなきゃいけないことだったので、いい機会にはなったのですが。
これは夫の協力がなかったら心が折れてました。寝かしつけや息子とお出かけして気を紛らわしてくれたのが本当に助かりました。
2.漢方を処方してもらう
上記で出てきた漢方薬局では、2〜3種類の漢方をブレンドしてもらってました。内容は
・婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
・加味逍遙散(かみしょうようさん)
・五苓散(ごれいさん)
この辺りを症状に合わせて組み合わせてもらってました。
クラシエさんのHPにさらに詳しくのってます。
もし気になる場合は、必ず専門機関で診断してもらってから処方してもらってください。人によって症状も酷さも異なると思うので。
漢方は即効性はないけど、じわじわゆっくり体の調子が戻ってきます。
私の場合は継続して飲み続けてるうちに「あれ?そういえば前みたいに倒れなくなってきた!」と自然に回復していきました。
副作用もなく、体に負担をかけないように改善していくことができるのがありがたいです。
個人の漢方薬局だと保険適用外で、少し費用が嵩んでしまうかもしれません。
上記で登場する場所は保険適用外だったので3ヶ月で1万円ほどかかりました。
1年くらいはこの薬局の漢方を飲み続けていたのですが、体調がある程度回復してきて、費用の負担を抑えたいな〜と思ったので、途中から保険適用の内科に切り替えました。
漢方に強い内科の先生を探すのは少し難しいかもしれませんが、費用は1/5になったので、ずっと続けるならこちらの方がいいです。
3.食生活の見直し
漢方薬局のおばちゃんや、内科の先生から言われたのは
「赤色・黒色のものを食べてください」「鉄分が豊富な緑黄色野菜を食べてください」
でした。ナツメやクコの実とかも、ナッツと一緒に食べたりしましたね。
ヨーグルトのナッツ、クコの実を入れて毎日食べてました。それだと手間もなく手軽に取り入れられました。
こちらのHPに他にもおすすめの食材がのってます。
同じような症状がある人は普段の食事に少しでもいいので取り入れるといいかも。
あとは合わせて飲んでいたのがサジー。
飲み物として毎日1杯飲むようにしていました。
育児しながらだとできるだけ手間なく、楽に、簡単に取り入れられるものじゃないと続かないんですよね・・・
しかもズボラなので尚更でした。
サプリメントや鉄剤もいいのかもしれませんが、私の場合は胸焼けして体に合わず・・・
自分に合う方法で、楽につづけられるものを選ぶといいと思います。
サジー、今だと340円で試せるので体しんどい人は試してみて。
下の記事から購入できます↓
体の不調は放っておかないで!
体の不調を放っておいたらどんどん大変なことになっていきました・・・
産後はどうしても自分のことを放っておいてしまうんですよね。歯医者とかも然り。
なので、ママ以外の人からもサポートや声をかけてもらえないとなかなか動けなかったりします。
育児はめちゃくちゃ体力使うので、できるものならいつでも元気なママで居たいですよね。
いろんな意味で、家族の協力がないと子育てはできないな、、、と思いました。
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